多久市議会 > 2010-06-22 >
06月22日-05号

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  1. 多久市議会 2010-06-22
    06月22日-05号


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    平成22年 6月 定例会       平成22年6月22日1.出席議員   議 長  牛 島 和 廣           8 番  飯 守 康 洋   副議長  吉 浦 啓一郎           9 番  平 間 智 治   1 番  大 塚 正 直           10 番  真 島 信 幸   3 番  山 本 茂 雄           11 番  角 田 一 彦   4 番  牟 田 典 洋           12 番  田 中 英 行   5 番  野 北   悟           13 番  中 島 國 孝   6 番  野 田 勝 人           14 番  野 中 保 圀   7 番  中 島 慶 子           15 番  國 信 好 永2.欠席議員   な   し3.本会議に出席した事務局職員   事 務 局 長  山 下 浩 伸   次長兼議事係長  山 田 智 治   書     記  廣 川 秋 仁4.地方自治法第121条により出席した者    市長                 横   尾   俊   彦    教育長                中   川   正   博    総務部長               渕   上   哲   也    まちづくり部長            木   島   武   彦    くらし部長              森   山   真   塩    教育部長               石   橋   慎   一    会計管理者(兼)会計課長        北   島   一   明    総務課長               荒   瀬   弘   之    財政課長               本   島   和   典    税務課長               平   山       豊    市民生活課長             梶   原   栄   三    福祉健康課長補佐           小   池   孝   司    人権・同和対策課長          北   島   安   朗    農林課長               古   賀       浩    建設課長               松   瀬       浩    都市計画課長             福   田   康   雄    商工観光課長             真   木   國   男    市立病院事務長            古   賀   通   雄    水道課長               倉   富   孝   範    監査委員事務局長           野   中   信   広    学校教育課長             峰       茂   樹    生涯学習課長             高   塚       功    特命プロジェクト推進課長       山   田   俊   哉      ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━        議  事  日  程    6月22日(火)10時開議 日程第1  議案に対する質疑   議案甲第10号 専決処分の承認について(多久市税条例の一部を改正する条例)   議案甲第11号 専決処分の承認について(多久市国民健康保険税条例の一部を改正す          る条例)   議案甲第12号 多久市職員の退職手当に関する条例の一部を改正する条例   議案甲第13号 多久市税条例の一部を改正する条例   議案甲第14号 多久市国民健康保険条例の一部を改正する条例   議案甲第15号 多久市駐車場条例の一部を改正する条例   議案甲第16号 市営住宅家賃滞納者に対する和解について   議案乙第21号 専決処分の承認について(平成21年度多久市一般会計補正予算(第7          号))   議案乙第22号 専決処分の承認について(平成21年度多久市公共下水道事業特別会計          補正予算(第4号))   議案乙第23号 平成22年度多久市一般会計補正予算(第1号)   議案乙第24号 平成22年度多久市土地区画整理事業特別会計補正予算(第1号)   議案乙第25号 平成22年度多久市公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)   報告第1号  平成21年度多久市一般会計繰越明許費繰越計算書の報告について   報告第2号  平成21年度多久市土地区画整理事業特別会計繰越明許費繰越計算書          の報告について   報告第3号  平成21年度多久市公共下水道事業特別会計繰越明許費繰越計算書の          報告について   報告第4号  平成21年度多久市土地開発公社事業報告及び決算について   報告第5号  平成22年度多久市土地開発公社事業計画及び予算について   報告第6号  平成21年度財団法人「孔子の里」事業報告及び決算について   報告第7号  平成22年度財団法人「孔子の里」事業計画及び予算について   報告第8号  平成21年度財団法人「多久市体育協会事業報告及び決算について   報告第9号  平成22年度財団法人「多久市体育協会事業計画及び予算について   報告第10号  平成21年度財団法人「多久市学校給食振興会事業報告及び決算に          ついて   報告第11号  平成22年度財団法人「多久市学校給食振興会事業計画及び予算に          ついて 日程第2  特別委員長報告に対する質疑   議会等行財政改革特別委員長報告に対する質疑   都市再生定住促進対策特別委員長報告に対する質疑 日程第3  議案の委員会付託      ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━                議 案 付 託 表   1 委員会に付託する議案   ┌────────┬────────────────────────┬─────┐   │ 委員会名   │  議案番号                  │ 件 数 │   ├────────┼────────────────────────┼─────┤   │総務文教委員会 │議案甲第12号及び議案甲第13号          │  2  │   ├────────┼────────────────────────┼─────┤   │産業厚生委員会 │議案甲第14号から議案甲第16号まで        │  3  │   ├────────┼────────────────────────┼─────┤   │予算特別委員会 │議案乙第23号から議案乙第25号まで        │  3  │   └────────┴────────────────────────┴─────┘   2 委員会付託を省略する議案   ┌─────────────────────────────────┬─────┐   │              議案番号                │ 件 数 │   ├─────────────────────────────────┼─────┤   │       議案甲第10号及び議案甲第11号            │     │   │       議案乙第21号及び議案乙第22号            │  15  │   │       報告第1号から報告第11号まで            │     │   └─────────────────────────────────┴─────┘                           ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━                 午前10時 開議 ○議長(牛島和廣君)  おはようございます。ただいま出席議員数は定足数に達しておりますので、直ちに本日の会議を開きます。 △日程第1 議案に対する質疑 ○議長(牛島和廣君)  日程第1.議案に対する質疑を行います。 通告のあった議案について、順次質疑を行います。 まず、議案乙第23号 平成22年度多久市一般会計補正予算(第1号)を議題といたします。 吉浦啓一郎君。 ◆2番(吉浦啓一郎君) (登壇) おはようございます。2番議員の吉浦でございます。議案乙第23号 平成22年度多久市一般会計補正予算(第1号)につきまして、説明書のページ18、款の土木費、項.住宅費、目.住宅管理費が計上されておりますが、これは池ノ平団地の3棟9戸の解体費用ということで説明を受けました。池ノ平団地について、その後、解体した後、どのようになるのかお聞きしたいと思います。 ○議長(牛島和廣君)  建設課長。 ◎建設課長(松瀬浩君) (登壇) おはようございます。吉浦議員の御質問にお答えいたします。 市営池ノ平団地につきましては、昭和42年から昭和47年にかけて建設された簡易耐火平屋住宅であります。耐用年数45年に対しまして、43年から38年経過した老朽住宅でもあります。 平成18年4月より入居停止を行う際、今後、入居者を集約し、棟ごとの用途廃止を検討するように市営住宅入居資格選考委員会より指摘を受けておりました。また、今回の一般質問でも質問がありましたように、空き家の防犯、防火対策として、空き棟3棟9戸の解体予算を計上しております。 その後の構想についてのお尋ねでありますが、平成13年作成の住宅マスタープランでは建てかえの計画がありますが、現在の住宅事情、また財政状況を考慮しますと、小中統合区画整理下水道事業などの大型プロジェクトの推移を見ながら、また東多久バイパスの建設に伴い、周辺の環境の変化が予測されますので、それらを総合的に検討し、市有地の有効利活用を考えていきたいと思っております。それまでの間は、次期計画を効率よく進められるように、適時、空き棟の解体を行っていきたいと考えております。 ○議長(牛島和廣君)  吉浦啓一郎君。 ◆2番(吉浦啓一郎君)  ただいまの説明で考え方はわかりましたけれども、現状、この3棟9戸を解体した後、残りの状況はどのようになっていますか。 ○議長(牛島和廣君)  建設課長。 ◎建設課長(松瀬浩君)  今、池ノ平住宅が50戸ございまして、そのうち入居をされておりますのが30戸です。残り20戸のうちの9戸を解体し、11戸が空き家として残るような状況になりますけれども、現状の住宅が1棟3戸もしくは4戸の住宅でございますので、今現在、入居をされている方もいらっしゃいます。で、その方たちが今後、退去をされたら空き棟となりますので、その空き棟を随時、解体していきたいと考えております。(「はい、了解しました」と呼ぶ者あり) ○議長(牛島和廣君)  次に、中島慶子君。 ◆7番(中島慶子君) (登壇) おはようございます。7番議員の中島慶子でございます。議案乙第23号 平成22年度多久市一般会計補正予算(第1号)につきまして、ページの16ページです。款の労働費、項の労働諸費、目の労働諸費です。その中の緊急雇用創出事業に要する経費22,705千円の中で2点の質問をいたします。 子育て支援推進コーディネート事業1,570千円について、雇用人員2名の計画とありますが、より詳しい事業内容をお尋ねいたします。それから、節部分の説明をお願いいたします。 それから、保育料徴収対策強化事務ですね、1,018千円についてお尋ねをいたします。2人雇用体制徴収事務強化を図るこの事業に期待をするわけなんですが、保育料の未納世帯と未納額の現状をお聞かせください。それから、各保育園のかかわり方もお尋ねをいたします。それから2番目、多久市観光広報ラジオ放送委託料15,002千円についてお尋ねをいたします。 以上、よろしくお願いをいたします。 ○議長(牛島和廣君)  くらし部長。 ◎くらし部長森山真塩君) (登壇) おはようございます。それでは、緊急雇用創出事業に要する経費の中で、子育て支援推進コーディネート事業1,570千円についてお答えいたします。 子育て支援推進コーディネートということでタイトルが上がっておりますが、これは子育て支援事業と、それから食育事業をお互いに関連づけるということに取り組みたいということで計画するものであります。 子育て支援事業は、多久市独自の事業、それから関係機関の主催の事業、それぞれ連携して取り組んでいるわけでございますが、その中で、食生活や生活習慣確立のための健康相談、それから、健康教育等の事業にも取り組んでいるところであります。 一方、食育につきましては、平成22年3月に多久市食育基本計画を策定いたしまして、その計画に基づきまして、今後、食育推進協議会を設立いたしまして、多久市としてどのように食育事業を推進していくかということに取り組むようにしております。 その中で、先ほども申し上げましたように、子育て支援事業と兼ねて行う事業等もふえてくると思われますので、食育推進協議会の設置と、それから事業推進を進めるに当たりまして関係機関との連絡調整、それから事業実施のための準備などのためのコーディネーター、臨時の職員さんですが、その方の雇用をする予算でございます。 2名ということになっておりますが、これにつきましては、緊急雇用創出事業は雇用の期間が1サイクルが6カ月というふうになっております。その関係で7月から来年の3月までお一人の方を雇用するということでありますが、6カ月という期間がありますので、延べが2人になってしまうということで、実際はお一人の方を雇用するということです。 それから、節の内容を説明してくださいということでございましたけれども、まず、コーディネーターとして雇う臨時職員の方の賃金、それから社会保険料ですね、それから子育て支援推進員推進協議会の委員さんですが、この方への会議等に出席していただいたときの報償費、これが10人の方を今のところ予定しております。それから、その会議の開催の通知等をする場合の通信運搬費、これは役務費ですね。それから、あと消耗品等の需用費を上げさせていただいております。 それから、大きな2番目の保育料徴収対策強化事務で1,018千円、これにつきましては2人ということで上げておりますが、これも先ほど申し上げましたように、6カ月の雇用期間ワンサイクルですので、実際は9月から来年の3月までの7カ月間、お一人の方を雇用する予定です。 それから、保育料の収納状況はどういう状態かということのお尋ねでございましたが、現在の保育料の未納世帯は、平成21年度分が、これは決算見込みですが、31世帯で未納額が5,058,120円、収納率にいたしまして96.39%ということになっております。 それから、過年度分について申し上げますと、未納世帯の総数が116世帯となっております。過年度分の未納額は26,355,990円、収納率13.74%ということでなっております。過年度分と21年度の現年度分を合計いたしますと31,414,110円となっております。 それから、各保育園とのかかわりはということでのお尋ねですが、かねてから園長会等で保育料の未納については大変御心配いただいておりまして、園としても何かお手伝いをしたいというようなお話があっておりました。 今回、園のほうに御協力をいただいて、督促状等を園を通じて滞納をしておられる方々に手渡していただくと。その際に、主任保育士さん以上の方、主任さん、園長先生、それらの方々に納入指導といいますか、そういうことまでしていただくということで園長会と協議が調ったところです。7月から委託契約を結んで実施していくということになります。これにつきましては、やはり滞納の情報をある程度、園長さんたちにお知らせするということになりますので、個人情報の保護ということが非常に問題になってまいりますが、これにつきましては、ことしの4月に多久市情報公開個人情報保護審議会に諮問いたしまして、問題はないというふうな答申を得ております。この事務に要する人件費ということで上げさせていただいております。 以上です。 ○議長(牛島和廣君)  商工観光課長。 ◎商工観光課長(真木國男君) (登壇) 多久市観光広報ラジオ放送委託料15,002千円についてのお尋ねでございますので、その内容について御説明いたします。 この事業は、緊急雇用創出事業を活用して、多久市の観光を初めとするさまざまな情報を提供するもので、ラジオ放送局でありますエフエム佐賀番組制作を委託いたしまして、現在のところ、予定では毎週月曜日の正午から55分間の枠で多久に関する情報を中心に生放送するというような事業でございます。番組制作に当たるのはエフエム佐賀のほうがハローワークを通して雇用される3名のスタッフの方であります。 予算の15,002千円につきましては、100%県からの交付金でございます。 放送予定といたしましては、今議会で議決いただきましたらエフエム佐賀と契約を締結いたしまして、エフエム佐賀のほうでハローワークに対してスタッフ募集の手続を開始されます。順調にいきますと、8月2日の月曜日から放送できればと考えております。 既に、県内ではこの事業を活用いたしまして、小城市では昨年の10月から、また神埼市のほうではことしの4月からエフエム佐賀で同じような企画で観光情報を中心に放送が行われておりますが、本市もこの機会に多久の観光を初め、商業や工業、農業、教育、福祉などさまざまな分野の情報を提供することで多久の認知度やイメージアップを図りたいと考えて、この事業の申請を行いました。 以上でございます。 ○議長(牛島和廣君)  中島慶子君。 ◆7番(中島慶子君)  それぞれ、本当に詳しく御説明をいただきました。 子育て支援推進コーディネート事業ということで1,570千円の内訳など、節の部分などもちょっと疑問に思ったところがありましたので、質疑に出させていただきました。 今の説明の中で、賃金が上がっているのに何で報償費がまた出ているのだろうかとかいうような疑問がありましたけれども、そういうふうな形の協力体制の中での委員さんへの報償費であるということで理解もできました。 雇用人員が2名という形で、賃金的には本当に973千円の金額が出ています。本当にお一人体制でこの金額でどういう形だろうというような疑問もありましたけれども、お一人で期間を通してというようなところで雇用人員が2名という、そこら辺の説明もわかりました。 この雇用者の方は、子育てと食育を関連して、食育などを本当に専門的にお話、かかわっていかれる方ということですけど、この雇用者の方はやはり専門的な知識を持った方の雇用だとは思いますけれども、そこらあたりはどうでしょうか。 ○議長(牛島和廣君)  くらし部長
    くらし部長森山真塩君)  そういう方がいらっしゃれば、そういうことが一番いいんですが、やはりそういう理解のある方ということで考えております。 ○議長(牛島和廣君)  中島慶子君。 ◆7番(中島慶子君)  では、雇用計画で上がってはいるけれども、きちんとした雇用者という形はまだ出ていないわけなんですね。 ○議長(牛島和廣君)  くらし部長。 ◎くらし部長森山真塩君)  この予算をお認めいただいた後に、具体的に人選にかかるということになります。 ○議長(牛島和廣君)  中島慶子君。 ◆7番(中島慶子君)  ありがとうございます。これは県と国の支出金ではありますけれども……。 ○議長(牛島和廣君)  3回です。(「失礼しました」と呼ぶ者あり)これで質疑終わりですよね。全部言うてしもうたら、一遍に言わにゃいかん。(「あら、そうなんですか。失礼しました」と呼ぶ者あり)決まりですから。 次に、野北悟君。(「あら、関連質問はなかね」と呼ぶ者あり)いや、最後。 ◆5番(野北悟君) (登壇) 議案乙第23号 平成22年度多久市一般会計補正予算(第1号)、款の衛生費、項.保健衛生費の中身について御質問いたします。 これは、ヒブワクチン及び子宮頸がんワクチンに対する助成の予算措置でありますが、これを当初予算ではなく、6月の補正予算で上程された理由を御説明していただきたいと思います。 これは何かといいますと、このような事業というのは非常に継続的な事業であります。そして、市長は当初予算のときも言われていたんですが、予算というものは今年度行う事業に対しての意思表示だということでございました。そんな中での、この補正予算でのこの上程について少し疑問を感じたので、御質問いたします。 以上です。 ○議長(牛島和廣君)  くらし部長。 ◎くらし部長森山真塩君) (登壇) 保健衛生費の中の子宮頸がんワクチンヒブワクチン費用助成の扶助費の分でございますが、なぜ当初予算に上げなかったかというお尋ねであったと思います。 昨年の12月に当初予算については検討をいたします。その段階で、もちろん子宮頸がんワクチンヒブワクチン、それから当初予算で御承認いただきました肺炎球菌ワクチンなどについて内部で検討いたしまして、やはりこれを全部するのはちょっとどうかなという予算編成上ありましたので、それにプライオリティーといいますか、優先順位をつけさせていただいたというのが実情です。その中で、やはり高齢者の死亡原因がかなり肺炎による死亡原因が多数あるということでもありまして、肺炎球菌ワクチンをまず助成をしようということで当初予算に上げさせていただきました。 その後、ワクチンの供給の状況、流通の状況、それから県内の他の自治体の状況等を考慮いたしまして、議員おっしゃったように、当初予算で上げるべきではなかったかと思いますが、やはりなるべく早く市民の皆さんに助成をしたいということもありまして、補正ではありましたけれども、今回上げさせていただいたということです。 ○議長(牛島和廣君)  野北悟君。 ◆5番(野北悟君)  趣旨のほうはわかりましたが、やはり当初での予算上程というものは、これをすることによってさまざまな、付随してほかの事業というのが入ってくると思います。そういうことを考えると、やはり当然、当初でやるべきじゃないかなと思います。 実は、ヒブワクチンについては、乳幼児の髄膜炎ということに関して、欧米、その他に比べると日本の医療事情というのは本当にお粗末で情けない状況だったと思います。そんな中で、この助成というのは非常に子供たちにとっていいことかなと思っております。 それと、今度、子宮頸がんワクチンについてです。 これについては、ちょっと問題――問題といいますか、やはりこのような予防接種というか、これは任意接種という形になると思います。そういう形のものでございますので、これに使われるワクチンについては、ガーダシルなのか、サーバリックスなのかちょっと両方、アメリカのメルク社のガータシル、あとイギリス製薬メーカーのものとございますが、このワクチンについてはすべての子宮頸がんのあれにきくという話、何ですかね、HTVですか、ヒトパピローマウイルスというんですかね、これのすべての方についてきくという話でもございません。非常に限定的な部分がございます。これは実は、この中で出ているのは6型、11型、16型、18型の感染予防に役立つというものでございます。しかし、日本人の場合は多くあります16型、18型というのが全体の60%であり、日本人に比較的多い52型、58型というものについてはほとんど予防効果がないというのも事実でございます。 そしてまた、必ずワクチン接種というものについてはリスクというものがありまして、そのワクチンを接種したことによって起こる事故というものがございます。これについての、例えばリスクを皆さんに知らしめる部分のところですね。現在の多久市の予算は、このワクチン接種に対する助成については予算化されておりますが、啓発事業、そして、リスクに対するいろいろ周知のための予算というのがどのような形で施されているのか、それともまた予算がなくてもできるような仕組みがあるのかについて御質問いたします。 ○議長(牛島和廣君)  くらし部長。 ◎くらし部長森山真塩君)  子宮頸がんワクチンについてのリスクについての御質問でありますが、これはインターネット等で調べますと、かなりそういう話は出てまいります。 しかし、今議員がおっしゃったように、日本の子宮がんについては、このウイルスが多数存在するわけでございますが、16型と18型が大部分を占めるということで、かなりの効果があるということで我々は認識をしております。 というものの、やはり副反応等、それからその有効性等がございますので、それについてはやはり保健師等のいろいろ、何といいますか、これの説明会を各中学校区単位で御父兄、それから女子生徒を対象にして説明会をする予定ですので、その中でそういうところまで言及をするようにいたしたいと思っております。 ○議長(牛島和廣君)  野北悟君。 ◆5番(野北悟君)  特別の予算措置がされていないという話なのでしょうか。ちょっと質問はそういうところでしたので、その部分までちょっとお答えいただくとありがたかったと思います。 それと、事故があった場合の補償制度についてです。予防接種の場合は、法律上で定められた補償制度がございますが、この任意接種については多少中身が変わってきまして、法律による予防接種の補償の適用外ということになります。この点についても、やはりきちんと情報を皆さんに周知できるような形のものが考えられているのか、そのあたりのことを御質問いたします。 ○議長(牛島和廣君)  くらし部長。 ◎くらし部長森山真塩君)  先ほどのそういう危険性に対する広報の手段の予算措置についてはされているかということでございますが、例えば、印刷製本費だとか、そういうふうな通常の予算の範囲で対応できるかと思います。 それから、国が補償をいたします定期健診に入っていない任意接種ということで公的な補償がないということにつきましても、先ほどの説明会の折等で周知をいたしたいと思います。 ○議長(牛島和廣君)  ほかに質疑はございませんか。(「関連質問、前のやつでいいですか」と呼ぶ者あり) 真島信幸君。 ◆10番(真島信幸君) (登壇) 10番議員真島です。関連質問をいたします。 中島慶子議員が質問されました2番目ですけど、多久市観光広報ラジオ放送委託料15,002千円ということです。 さっき説明があったんですが、エフエム佐賀に制作を依頼するんだということで、私が聞き逃したかもわかりませんから質問します。 週に1回、55分間で予定が8月2日からということだったと思うんですが、これについて質問は、まずエフエム佐賀制作依頼ということですが、これに対して今、3名の研修員が観光行政に当たっていますけれども、この人たちのかかわりが何かあるのかということが1つですね。内容について、途中でのかかわりはあるのかということが1つ。 それから、週に1回、55分と聞いたと思うんですが、これの時間帯、何曜日に何時ごろ、続けて55分間放送されるのか。ちょっと違う意味かな。予定が8月2日からということですが、8月2日からいつぐらいまでなのか。 それから、ラジオ放送というのは、ちょっと聞き逃したら、もうあと何もないんですが、その後の利活用をどういうふうに考えてあるのかという4点ぐらい、よろしくお願いします。 ○議長(牛島和廣君)  商工観光課長。 ◎商工観光課長(真木國男君) (登壇) 今回の放送の計画でありますが、今現在、観光協会のほうで同じ緊急雇用、ふるさと雇用で3名の方を雇っております。その方とのかかわりはあるのかということでございます。 今回、この企画をエフエム佐賀のほうから持ち込まれまして、お聞きしましたところ、3名の方を採用して、1名は佐賀の放送局でメーンの放送でおられると。もう1名の方が多久のほうに出てきて、そこでいろんなやりとりをしながら生放送をつくっていくということで聞いております。そして、もう1名の方は放送の技術的な援助をする、その3名の体制で今後つくっていくということで、その中ではいろんな方に番組に出ていただきたいということでございますが、メーンは観光行政、それも佐賀県内でなく福岡、長崎、熊本県内まで電波エリアが入っているということでございますので、そういう方たちに発信していくということで、この観光協会におられる3名の方も、私たちの考えでは準スタッフ的な考えで大いに活躍をしていただきたいと考えております。企画につきましては、これからエフエム佐賀と詰めていくということになると思います。 それから、何曜日に放送するのかとかいう質問だったとかと思いますが、このままお認めいただければ、7月の初めから話をしまして、まずはエフエム佐賀のほうでそういうスタッフを探していただかなければいけませんので、これは緊急雇用でありますので、そういうのでやはり20日間ぐらい、いい人材を見つけるためにかかりますということでございます。それから、10日間ぐらいかけて多久市を取材されて番組をつくられるということで、予定では毎週月曜日の12時から55分間の枠があるということでございます。そこに8月の第1週の8月2日から放送を始めていただきたいと考えております。 そして、その後の利活用ということですけど、これは緊急雇用でありますので、3月31日までの事業ですので、8月からだったら8カ月間の放送になるかと思います。 その後につきましては、私たちもこういう番組を、生放送を使って多久市の情報を発信するというのは初めてのことでございますが、費用的にもかなりの大きな費用でございますので、このままの形ではできないかと思いますが、エフエム佐賀さんとお話をしている中で、例えば、唐津市はこの間からコミュニティーFMを始められたと。それもすごいお金がかかるとは聞いております。 だから、この形での放送はできないかと思いますけど、今までに多久がやったことがないような、そういう情報媒体、放送媒体を使って情報を発信するということでございますが、経費の面もありますが、何とかこういうつながりができましたということで、今後も4月以降も何か情報発信ができるようなこともエフエム佐賀さんを中心に話ができるのではないかというふうには考えております。 以上です。 ○議長(牛島和廣君)  真島信幸君。 ◆10番(真島信幸君)  緊急雇用で15,000千円という大きな金額ですから、ぜひ有効に活用していただきたいということが私の質問の趣旨です。 今、聞いたところでは、エフエム佐賀で3名のスタッフということでこれだけかかるということですね。それは、私は仕方ないと思うんですが、実は観光協会の3名の研修員のかかわり方ですね。つくる過程における、いろんな内容について、ぜひ大いに活用していただきたいと思うんですよね。あの人たちも一生懸命やっていますのでね。だから、つくる内容についてぜひかかわりをしていただいて、そして、立派なものにまとめていただきたい、これは要望でございます。 それから、月曜日の12時からということですから、その時間帯は非常にいいかなという感じもします。そして、8カ月間やったか、8月から8カ月間ぐらいの放送ということですから、回数は相当多いですね、毎週月曜日にして8カ月間ということですから。 ラジオですから、九州地区を中心にということでございますけど、このできた中身を多久の人たちに知らせる方法がその後の利活用で何かないだろうかなと思うんですよね。一般にはほとんど聞き逃すことが多いと思うんですよ。だから、その後、この内容を多久の人たちにもわかってもらうために、ケーブルテレビなんかで、テレビでこの放送内容というのは難しいのかもわからんですけど、何か内容として、何か方法はないかなというような思いがして、ちょっと質問しました。 あと、だから、制作過程の中で、後の利活用が何かできんかという検討をぜひお願いしたいと思います。 ○議長(牛島和廣君)  商工観光課長。 ◎商工観光課長(真木國男君)  その後の利活用ということで、8カ月後もということでございます。 まず、この放送をするに当たりましては、エフエム佐賀のほうでは自分の番組の中でスタッフ募集からも始められるということは聞いております。ただ、エフエム佐賀だけを聞かれる方がそんなに多くないかもわかりません。その場合、多久市としは、あと今おっしゃいましたようにケーブルテレビとか多久の市報等で、こういう番組がありますので、ぜひ聞いてくださいということで広報をしたいと思います。 そこで、私たちも初めての体験ですけど、番組をしたというノウハウを生かして、その後も何らかの発信にはぜひ活用していきたいと考えております。 ○議長(牛島和廣君)  まちづくり部長。 ◎まちづくり部長(木島武彦君)  今、課長が申し上げましたとおり、まず放送開始前に皆様にお知らせするということが非常に重要じゃないかなというふうに思っておりますし、もう1つは、やっぱり聞き逃した云々という部分については、やっぱり録音テープ等々を準備していただき、物産館等々では今音楽を流していませんので、そういう物産館の中でそういうものを定期的に流していくということは、来られた観光客のお客様にも1つのPRにはなるんじゃないかなというふうに思っています。 いずれにしても、それを記録媒体として何とか残していただけるような形の中で打ち合わせを進めていきたいというふうに思っております。(「ありがとうございました」と呼ぶ者あり) ○議長(牛島和廣君)  ほかに。飯守康洋君。 ◆8番(飯守康洋君) (登壇) おはようございます。中島慶子議員の関連ですが、保育料徴収について2人体制で徴収事務を強化とありますが、その強化の方法がどういう、何といいますか、予定がしてあるのかということと、観光広報ラジオの放送委託料の件で、ハローワークのほうから雇用というような答弁でございましたが、これは結局、多久市の緊急雇用創出ですので、できたら市内の方を重点的にできないのか、その2点について質問します。 ○議長(牛島和廣君)  福祉健康課長補佐。 ◎福祉健康課長補佐(小池孝司君) (登壇) 今、飯守議員から質問がございました保育料徴収の強化の方法はというようなことですけれども、先ほど部長のほうから説明がありましたように、保育園の園長先生たちを中心に保育料の納付指導をしていただくんですけれども、その納付指導をしていく前の前準備として、うちのほうが担当職員が今まで行っていた以上の事務が出てきますので、そういったものの事務補助をしていきたいということで考えております。 具体的には、保育園への未納通知とか、そういったものを作成する際の書類の作成とか、あと督促状とかそういう発送をする際のリストアップ、それと書類作成、そういったものを今度の緊急雇用で雇った職員さんのほうにしていただくようなことで計画をしております。 ○議長(牛島和廣君)  商工観光課長。 ◎商工観光課長(真木國男君) (登壇) 済みません、ちょっと質問をうっかりしていました。今度の放送に緊急雇用で多久市内から優先的に雇用できないかということでございますね。 私たちのほうも、その件につきましては、エフエム佐賀さんとお話をさせていただきました。この番組をつくるというのは非常に特殊な仕事であるので、そして、番組のメーンのアナウンサーとか何かはなかなか専門職であると。そして、そういう方が緊急雇用になじむような失業状態でおられるのかということから聞きましたけど、エフエム佐賀さんに言わせますと、全国から公募すればそういう方がかなり来られると。それで、小城の場合は、たまたま長崎で放送をされていた方がやめられて帰ってこられた方がいらっしゃった。神埼の場合も、福岡のほうで放送経験のある方がちょうど事情で帰ってこられていたということで、メーンの方につきましてはそういう方がいらっしゃればいいんですがと。 ただ、いらっしゃらなくても長い期間、20日ぐらいハローワークのほうに予定をされておりますので、スタッフは私たちが責任を持って見つけますということで、その中で特にこの緊急雇用であるので、市内の方を優先的にできないのかというお話をしたところ、番組は1週間かけてつくるんですけど、やはり土地勘とか多久の事情に詳しい方でないと、そんな内容の濃い番組はできないということで、3名のうち、できるだけ地元の方を優先的に採用して、そういうスタッフであるとか、レポーターであるとか、そういうふうなところは地元優先でやりたいということはエフエム佐賀さんのほうから聞いております。 ○議長(牛島和廣君)  飯守康洋君。 ◆8番(飯守康洋君)  初めの福祉のほうの話はわかりました。そういうことで、ぜひ効果が出るような対策をぜひお願いしておきます。 それとFMのほうですが、やっぱり何といいますか、メーンであるのが専門の人しかできないというのはわかりましたから、もう1つの、何といいますか、アシスタントですかね、そこら辺でも、ぜひそういうことでしてもらえるように方向をよろしくお願いして終わります。 ○議長(牛島和廣君)  ほかに質疑ございませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(牛島和廣君)  質疑なしと認めます。よって、本案に対する質疑はこれにて終結いたします。 次に、報告第10号 平成21年度財団法人「多久市学校給食振興会事業報告及び決算についてを議題といたします。 ◆5番(野北悟君) (登壇) 報告第10号 平成21年度財団法人「多久市学校給食振興会事業報告及び決算について、この事業報告の中の収支決算について質問いたします。 この収支決算の中で、次年度繰越額が20,000千円程度の次年度に対しての繰越額が出ております。これは全体の額からするとかなりの金額になってまいります。 これは受益者負担ということを考えると、単年度で最終的にその年度の収支がゼロになるという形の運営が多分望ましいと思うんですが、このような多額の繰越金が出ていることについて御質問いたします。 ○議長(牛島和廣君)  教育部長。 ◎教育部長(石橋慎一君) (登壇) お答えいたします。 今、議員からお話がありましたように、その年度の収入によってその年度の支出を賄うというようなことが理想ということは当然だと思っております。 それで、20,021,474円の内訳をお話ししたいと思いますが、次期繰越額ということになります。貸借対照表のほうを、報告書の7ページのほうを見ていただきたいと思います。 この内訳でございますけれども、最初の流動資産の現金預金13,412,275円、これは通帳のほうに入っている金額でございます。当年度給食費未収金、これは平成21年度の未収額でございますけど、2,207,285円、それから過年度給食費未収金、平成20年度以前の分ですけれども、10,924,848円、この3つの合計が右のほうに書いてありますけれども、26,544,408円ということになります。 今のは資産の部でございますけれども、負債の部、流動負債のところで未払金というものがあります。これが6,522,934円。これにつきましては食材費でございまして、3月分の食材費の4月払いということですので、次年度に支払いするということで未払金としてこの金額を上げてあります。その差額26,544,408円から、その材料費の未払い分の6,522,934円を引きました数字が、その下のほうに、一番右の下から3番目に書いてあります20,021,474円が次期繰越額ということになる内訳でございます。とりあえず内訳だけの御説明ということでよろしいでしょうか。 この中でいきますと、滞納額につきましては次年度、過年度が10,924,848円、現年度、21年度分が2,207,285円ということで、滞納額自体は合わせまして13,132,133円ということになります。 以上でございます。 ○議長(牛島和廣君)  野北悟君。 ◆5番(野北悟君)  多くの滞納があって、それによってこの繰り越しが多いというふうな趣旨の説明だったかと思いますが、それにしてもちょっと多いなと思います。滞納の分があったにしても、これをずっと残していって、滞納があって現金が不足していますので、食材にかかる経費を落としましたという話の説明なんですが、しかし、まじめに払っている父兄からした場合に、滞納額があるからといって食材の質を落とされたというのは、これは公平ではないというのが、多分まじめに支払っている側からの理論ではないかと思います。 これについての是正策として、例えば、現在の子ども手当を給食費やその他の未納に充てると、もう本当、日本じゅう、ネットでちょっと調べていましても、いろんな自治体が検索でヒットしてまいりました。 こういう中で、多久市が給食費の未納について子ども手当からどのような形でこれを収納していくかという部分、それとやはりこの中身を見ていますと、一番最初にまずこの給食事業を始められたときに、もともと材料を仕入れるための資金として幾らか元入れの現金があったのかどうかという部分ですね、会計上。昔、そういう説明があったかどうかは知りませんが、ちょっと私の中ではその部分はわからなかったので、ちょっと質問をさせていただきたいと思います。 これは最初にそういう元入れ金があっての話だと、ある程度こういう残り方もわかるんですけれども、そうじゃない形のものであれば、もっと年度末に食材のところを少し豪華にしていくという表現が正しいかどうかわかりませんが、子供たちに還元してやってないと会計としておかしいんじゃないかと思いますが。 ○議長(牛島和廣君)  教育部長。 ◎教育部長(石橋慎一君)  まず食材費の問題ですけれども、現在が小学校が1食当たり220円の単価で考えております。それから、中学校が1食当たり263円、平均で1食当たり、現在のところ234円の計算で行っているわけです。これにつきましては、現年度収入を100%というような考えで行っております、もう最初から落とすのはおかしいですので。 先ほど議員おっしゃいましたように、現在のところ、現年度収入だけで現在の食材費は賄えていない状況です。というのは、過年度の分とか今までの現金を、その分をずっと現金としてある分、その中からその差額というのは支払っている状況です。 ですので、議員が心配されますように、そこの分がなくなれば現年度分で賄えないということになりますので、食材を落とさざるを得ないのか、値上げするのかという方法になりますけど、どちらにしても食材を落とすわけにもいきませんし、質を落とすわけにもいきませんし、現在の滞納がある状況で値上げというのも考えられません。 というので、とにかく現年度収入を100%近く取っていくと、徴収していくというようなことで努力を現在もしている状況です。 それから、子ども手当てにつきましては、その一環としての方策だと思います。6月支給からしたかったんですけれども、なかなか手続等、現場のほうの煩雑なこともありまして、次回の10月からお願いをしていこうと思っております。 これにつきましては、当然、福祉健康課の御協力が要るわけですので、そのあたりお話をしながら、その方たちについては現金支払いとしていただいて、そこで滞納がある方については徴収のお話を、滞納額の支払いのお話をさせていただきながらしていきたいということで考えております。 それから、最初発足時、当然、食材費の購入等が現金がないままに行われたのかということで私もちょっと調べましたけれども、市からの支払いがあったというふうなこともありませんで、当然、現在、材料費、食材費につきましては翌月払いということになるわけでして、そのあたり、最初の月の収入をもって次の食材に充てられたというようなことで聞いております。 以上でございます。 ○議長(牛島和廣君)  野北悟君。 ◆5番(野北悟君)  最初、仕入れの分については翌月払いでという話で当初から、要するにゼロから始まったという話なんだろうと思いますが、そうなってくると、やはりこの残った部分の繰り越しの金額というのは、かなりの中での是正が必要じゃないかと私は思います。 これは正直な話、今の世の中の風潮からいきますと、まじめに払っている親の立場からだと、徴収できていないのはあなたたちの責任だから、そちらのほうで処理していただいて、きちっと100%で会計をやってくださいという話に、この先、なっていくんじゃないかと思います。100%じゃないにしても、限りなく100%に近づくような形でもっと率を上げた形の還元をしてほしいと。過年度の分を入ってきて、それを充てているから、現年度の収入だけで賄っているわけじゃないと言いますけど、多分それを合わせても、この繰り越し残の残り方を見ると100%ではないですよね。90何%になるかちょっとわかりませんけれども、その辺を含めて考えると、やはりこれは是正していかなければいけない問題じゃないのかなと。 その点、やはり滞納の分については、やはり私、議員になった、たしかすぐの年だったと思いますが、不納欠損の処理というのがありましたね。それを現在、今のこの滞納の残っている金額の中から不納欠損の部分についてどうしても取れない部分というのは出てくると思います。そういうのが予定としてあるのかどうか。 そして、やはり10月からやっていきたいという話ですが、やっていきたいという話じゃなくて、10月に間に合うようにぜひやっていただきたいなと思います。 それと、これは市長になんですが、全国的なこの滞納の徴収問題というのは問題になっていまして、やはりどうして子ども手当の中から直接取れないかとか、それと、やっぱり現物支給といいますか、こういう手当に回すのじゃなくて、給食費自体をただにしてくれないかとかいろいろ話が出ております。そういうことについての、地方自治体からの要望として国にどのような働きかけをされているのか、お伺いいたします。 ○議長(牛島和廣君)  教育部長。 ◎教育部長(石橋慎一君)  まず、不納欠損の件についてですけれども、以前、平成16年度、それから平成17年度、2カ年にわたりまして不納欠損をしたことがあります。このときにつきましては、市外に転居されている方等で連絡のつかないところとか、いろんなところがあったみたいですけれども、その2カ年はされております。現在は、市外等につきましても連絡がつかないところもありませんし、督促及び催告を行いながら、徴収については努力しているところです。 不納欠損をするには、やはりそれなりの方策をとった上でないとできないと思っていますので、今言いましたような、いろんな滞納、臨戸訪問をしながら滞納分を徴収していく等をやっておりますし、裁判所での納付の督促をするように今準備をしておりますが、それをするにもやはり十分な臨戸訪問等を行いながら、その努力をした上でないとできないと思いますので、現在そこのあたりも強化して行っております。安易に不納欠損をしていいというものではないと思いますので、そのあたり、現年度徴収を今まで以上に努力をしながら、徴収していきながら、その後にそういうことをしなければいけないときがあれば考えたいということで思っております。 ○議長(牛島和廣君)  市長。 ◎市長(横尾俊彦君)  回答します。 子ども手当を、この給食費並びに関連でいいますと保育料や子供たちの医療費等ございますけど、そういった特に滞納面に手当をするように地方側からどのような働きかけをしているかということでございます。 回答としましては、まずほとんどの首長は多分議員お尋ねの趣旨と同じ気持ちを持っておりまして、全国市長会理事会・評議員会でも議題になり、大いに議論をしました。関西では、このことをしなければ子ども手当の配布の事務に関して異議ありということで厚労省に申し入れをされた市長会もございました。 その場で私も発言しましたが、ぜひこれを法的な手続とか諸般の準備で間に合わないと厚労省はおっしゃっているけれども、それを決断して引っ張っていくのが政治主導であるんだから急いでほしいということ。そして、この滞納等、もうすべて子ども手当を充てれば解消がほとんどできますので、それをぜひやってほしいということを議論いたしました。 それらの役員会の議論を受けて、全国市長会会長名並びに地方6団体、これは全国知事会、全国都道府県議会議長会、市長会、市議会議長会、町村会、町村議長会ですけれども、この6団体名で政府に申し入れをいたしました。その前後から、時の官房長官やその他の方々が、少し柔軟な対応も必要かもしれないなということで、発言が少し与党側で変わってまいりましたが、まだまだ具体的には法律が変わらない限り対応ができませんので、今のところは我が市でも考えておりますけれども、例えば、保育料に関しましては個々相談という形で現金給付をして、その折に滞納がありますので、ぜひ少しでも納めていただきたいという御相談を申し上げて、御理解の上、納得の上に納めていただくということをしていきたいというふうに思っております。これはもう次善の策であります。 今、政府に望んでいるのは、法文の中の文章を書きかえていただいて、子ども手当はこのような滞納とかそのような必要な経費に充てることができるとしていただければ、自動的にそれをまずは公の部分がお預かりをして支払う、そして残りの分を子ども手当として各御家庭に支給するということは当然可能でありますので、ぜひそういった方向でやっていければと思っています。 また、多久市長として動いた分を少し追加しますと、佐賀新聞論説委員室に伺ったときにこのことを話題にしました。そして、例えば試算をした結果ですけれども、市内の中学校までの医療費を見ると、1人のお子さんに来ている、今は13千円、来年からは26千円と言われる子ども手当の月2千円分を出していただけば全員無料になると。それぐらいの試算が多分、ほとんどの自治体でできるので、そういった意味でも報道各社も現状、現場の実態を踏まえていただいて、いろいろ啓発といいますか、問題提起もしていただきたいと申し上げたところでございます。 以上です。 ○議長(牛島和廣君)  ほかに質疑ございませんか。 牟田典洋君。 ◆4番(牟田典洋君) (登壇) 関連で質問したいと思います。 先ほどから話題になっています給食費の未納問題ですね。これはずっと今まで議論されてきたことなんですけど、私が思うには、まじめに払っている人がばか見るような、そういうことは私はあってはならないと思っております。 そういうことで、これは1回、廃止したらどうですかね、2カ月ぐらい。そしたら、ありがたみがわかると思うんですよ。いや、それくらいせんと、本当払わんやったら払わんなりにですよ、先ほど聞きましたけど、小学校に対しては1食230円でしょう、220円か。中学校に対しては263円ですね。こんな安い値段で、これは1カ月したら大体5千円で十分でしょう。こんなのが未納というのが本当おかしいわけですよ。本当ありがたみがわかっていないんじゃないかなと思ってですね。だから、これを1カ月ないし2カ月廃止したら、やはりそれだけのありがたみが私はわかるんじゃないなと思うんですよ。私は飛躍してちょっと考えておるんですけど、やっぱりそれくらいありがたみというのを知ってもらわんといかんなと思っているんですけど、そこら辺の1カ月ないし2カ月ですね、期間はいろいろあるんですけど、そういうことで対応できないか、対応できるというか、そういうことを考えられないか、そこら辺をお伺いしたいと思います。 ○議長(牛島和廣君)  教育部長。 ◎教育部長(石橋慎一君) (登壇) お答えいたします。 今の御質問の中で滞納者だけを一たんやめたらいいのかどうか、全体をやめたらいいかどうかというのはちょっとわかりませんが(発言する者あり)全体ですね。 今、滞納がある人、それからまじめに払っている人、その中で当然、不公平感はあると思います。保護者の方も実際、まじめに払っておられる方については、そういう不満があると思います。 その不満解消のために、先ほど野北議員の御質問にも答えましたように、現年の分、過年度分も含めてですけれども、現年を特に徴収していくと。それについては法的な措置も考えているということです。まだ今そこまでまだ至っておりませんので、とりあえず法的措置まで進んでいきたいと思っています。その状況を見た上で、またどのような方法がいいのか、また検討していきたいということを思っております。 全体を含めてということで私、個人の意見として言わせていただければ、例えば、まじめに払っておられる方というんですかね、給食はやはり教育の一環でございますので、そこまではできないんじゃないかということで私個人としては思っております。 ○議長(牛島和廣君)  ほかに質疑ございませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(牛島和廣君)  ないようでございますので、本案に対する質疑はこれにて終結をいたします。 以上で議案に対する質疑は終わりました。 △日程第2 特別委員長報告に対する質疑 ○議長(牛島和廣君)  日程第2.特別委員長報告に対する質疑を行います。 まず、議会等行財政改革特別委員長報告に対する質疑を行います。質疑はありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(牛島和廣君)  質疑なしと認めます。よって、議会等行財政改革特別委員長報告に対する質疑はこれにて終結いたします。 次に、都市再生定住促進対策特別委員長報告に対する質疑を行います。質疑はありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(牛島和廣君)  質疑なしと認めます。よって、都市再生定住促進対策特別委員長報告に対する質疑はこれにて終結をいたします。 以上で特別委員長報告に対する質疑は終わりました。 △日程第3 議案の委員会付託 ○議長(牛島和廣君)  日程第3.議案の委員会付託を行います。 議案甲第12号及び議案甲第13号の2件を総務文教委員会に付託いたします。議案甲第14号から議案甲第16号までの3件を産業厚生委員会に付託いたします。 お諮りいたします。議案乙第23号から議案乙第25号までの3件につきましては、総務文教委員会から4名、産業厚生委員会から3名を選出し、7名をもって構成する予算特別委員会を設置し、同委員会に付託したいと思いますが、これに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(牛島和廣君)  御異議なしと認めます。よって、以上3件は7名をもって構成する予算特別委員会を設置し、同委員会に付託することに決定いたしました。 なお、委員の選出につきましては、多久市議会委員会条例第8条第1項の規定により議長が指名することになっておりますので、ただいまより指名いたします。 総務文教委員会から野田勝人君、平間智治君、田中英行君、中島國孝君、産業厚生委員会から牟田典洋君、角田一彦君、國信好永君、以上の諸君を指名いたします。 ただいま指名いたしました7名の中から予算特別委員会の正副委員長の互選をお願いいたします。 お諮りいたします。議案甲第10号及び議案甲第11号、議案乙第21号及び議案乙第22号、報告第1号から報告第11号までの15件につきましては、委員会付託を省略したいと思いますが、これに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(牛島和廣君)  御異議なしと認めます。よって、以上15件は委員会付託を省略することに決定いたしました。 暫時休憩いたします。                午前11時10分 休憩                午前11時14分 再開 ○議長(牛島和廣君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 休憩中、予算特別委員会の正副委員長が選出されました。 予算特別委員会の委員長に中島國孝君、副委員長に國信好永君が選出されました。 付託議案につきましては、会期中よろしく御審議をお願いいたします。 以上で本日の議事日程は終了いたしましたので、本日はこれにて散会をいたします。                午前11時14分 散会...